良品計画にコオロギせんべいに関する公開質問状

株式会社良品計画が販売を予定している「コオロギせんべい」は原料のコオロギをゲノム編集技術で作成したものとの報道があったことを受け、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンと日本消費者連盟は同社に公開質問状を送りました。
※質問状送付後、「コオロギせんべい」にゲノム編集原料が使用されているという報道は誤報と分かりましたが、今後の対応を含め良品計画の回答を待ちます。報道についての経過は日本消費者連盟Facebookを参照。
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2020日消連第4号
2020年5月18日

株式会社良品計画
代表取締役社長 松﨑曉様

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠啓祐
特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 天笠啓祐
共同代表 大野和興

コオロギせんべいに関する公開質問状

 私たちは、食の安全を求めて取り組んでいる消費者団体・市民団体です。

さて、貴社は5月13日に「コオロギせんべい」の販売を開始すると発表しました。一部報道によると、同製品に使用するコオロギは、徳島大学の三戸太郎准教授と同大学発ベンチャーのグリラスが共同開発したもので、ゲノム編集技術を用いて脱皮ホルモンを制御しているということです。つきましては、以下質問いたします。

お忙しいところ恐れ入りますが、5月31日までに文書にて回答いただけますようお願いいたします。いただいた回答は当団体のホームページ等で公開する予定です。

1、「コオロギせんべい」にゲノム編集技術が使われているとすると、この食品はゲノム編集応用食品として日本で販売される最初の食品ということになります。この技術については、安全性に不安があり、多くの消費者が安全審査と食品表示を求めてきたことをご存知でしょうか。

2、環境への影響や食品の安全性はどのように確認したのでしょうか。

3、ゲノム編集技術を応用したことを表示すべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか。

以上

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